歴代

 

 

トップ ページ 
御案内 
お知らせ 
歴代 
歴史 
寺報 
連絡先 

 

頂 相

 頂相(ちんそう)とは、禅僧の肖像画です。広義には像も含まれますが、一般には掛け軸になったものを指します。

古くは中国は宋の発祥で曲彔(きょくろく)という椅子に座具の法被をかけ、衲衣(のうえ)に袈裟(けさ)をつけ、右手に竹篦(しっぺい)か払子(ほっす)をもち、ゆったりとすわる形式で描かれ、境涯を讃える漢詩が添えられます。

本来は師が弟子に法をつたえた証しとして与えたものだそうです。

着衣は形式的に描かれるのに対し、顔は写実的に描かれたものが多く、写真のない時代には身分証明書のような役割があったのかもしれません。

 禅寺では先師の法要の際に頂相を懸け礼拝をします。

 現在では、弟子や後の住職が頂相を作成することが一般となっていますので、もともとの免許状から、遺影としての意味合いにかわっていったものと考えられます。

 大通寺は、幸い大火にもあわず、歴代の頂相がすべて保存されています。

こちらをクリック→ logs_next.gif

 

Copyright(c) 2007 Daitsuji. All rights reserved.
info@daitsuji.com